ふるさと納税百選

北海道沼田町

 北海道のほぼ中央に位置している沼田町は雄大な自然に包まれた町です。7月上旬から8月上旬にかけてほろしん温泉にある「ほたるの里」ではホタルが飛び交い、満天の星空と相まって幻想的な絶景がみられます。

 平成11年にはNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケ地として全国的に有名となり、8月中旬の金曜日・土曜日には北海道3大あんどん祭りの一つとして知られる「夜高あんどん祭り」が開催され、元気な沼田町を全国へPRしています。

 また、SDGsにも積極的に取り組んだ町政を実施しており、2021年には2050年までに二酸化炭素実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。具体的な取り組みの1つに雪冷房の導入があり、米を貯蔵するスノークールライスファクトリーは平成8年に完成した雪冷房を導入した施設で、庫内の環境を温度5℃、湿度70%に低温貯蔵することができます。

 基幹産業は水稲を中心とした農業で、南部の平坦部は広大な石狩平野の北端の一部で肥沃な水田地帯となっています。スノークールライスファクトリーでお米の品質劣化を防いだ「雪中米(せっちゅうまい)」が特産品です。また、契約農家が完熟してから収穫する加工用トマトを使ったトマトジュースやトマトケチャップもおすすめの特産品ですので、ぜひお試しください。

明日萌駅

NHK連続テレビ小説「すずらん」の物語の舞台「明日萌駅」となったのがJR留萌本線の恵比島駅です。ドラマを撮影するにあたり、簡易駅舎を古材で覆い、その横にドラマのために昭和初期の駅舎が再現されました。20年以上たった今も大切に保存されており、多くの観光客が訪れています。

クラウス15号蒸気機関車

クラウス15号は全長7m90㎝、全高3m62㎝、全幅2m50㎝の可愛らしいSLで、現存する小型蒸気機関車では非常に保存状態の良いものです。昭和45年に町の有形文化財となり、平成22年にはJR北海道より「準鉄道記念物」、令和元年度に日本遺産「炭鉄港」構成文化財に指定されました。