ふるさと納税百選

福岡県鞍手町

福岡県鞍手町(くらてまち)は、福岡県北部の小さな町です。

かつて石炭産業で栄えましたが、現在は県内でも有数のぶどうの産地として知られています。芳醇でまろやかな甘味とみずみずしさが特徴の巨峰が特産品です。最盛期には、町内各所に直売所が開設し、その味わいを求めて県内外から多くのお客様が町を訪れます。

また、養鶏や育牛も盛んで、プランド卵やブランド牛として全国に発送されています。企業誘致にも取り組み、大手住宅メーカーや食品会社の工場が操業しています。

インターチェンジやJR鞍手駅もあり、福岡の都市部への交通アクセスが抜群で、都会に近い利便性と緑豊かな田舎らしさを併せ持つ町です。西南戦争の史跡も多く現存しており、観光のために遠方から訪れる方もいらっしゃいます。

美味しいものいろいろ

特産品の代表は巨峰。戦後すぐから栽培が始まり、現在は県内屈指のぶどうの産地です。40軒以上の農家が栽培しており、一戸当たりの栽培面積は県下一。また、福岡県産品の「あまおう(苺)」や「とよみつひめ(いちじく)」の栽培も盛んで、養鶏や育牛と合わせ、美味しいものがたくさんあります。

サブカルチャーの聖地くらて学園

町の廃校を利用した「くらて学園」は、コスプレの聖地として全国的に有名です。廃校を利用した撮影会には、大勢のコスプレ愛好家が県内外から集まります。創業支援にも力を入れており、空き教室を事務所として貸し出し、新規ベンチャー企業の誘致にも取り組んでいます。

子育て世代が住みやすいまちへ

近年、子育て支援の充実に力を入れています。町内にある地域医療の拠点病院「地方独立行政法人くらて病院」が新築・移転、開業し、小児科外来が常設され、病児・病後児保育施設も開設しました。また、中学3年生までの医療費を無料にしており、子育て世代の住みやすいまちづくりに取り組んでいます。

脈々と受け継がれる伝統

「ふっくらくらて」をあい言葉に、ひとにあたたかいまちを目指す鞍手町。写真は「八剣神社遷宮神幸祭」という5年に1度行われている神幸行事の一つです。ご神体を乗せたみこしや、武者人形などで飾られた華やかな山笠などの行列が町内を練り歩きます。他にも「永谷万年願盆綱引き」や「剣神社遷宮行列」など数々のお祭りが開催されています。

歴史溢れる鞍手

「六嶽神楽」は町指定文化財であり、直方多賀神社の神官が京都より御神楽を学び、各地の神宮に直伝したのが始まりで、7つの舞が奉納されており、神社の春祭りに奉納されます。現在まで継承され、子ども神楽座が育成されています。