ふるさと納税百選

千葉県神崎町

神崎町(こうざきまち)は、千葉県の北東部、成田市と香取市の間に位置し、利根川をはさんで茨城県稲敷市と接しており、千葉県一小さな自治体(人口約5,600人)です。

自然に恵まれたのどかな町で、豊かな農産物を原料にした発酵食品づくりが、江戸時代から盛んに行われてきました。

現在も、“発酵”をテーマにした道の駅「発酵の里 こうざき」や、毎年3月に開催される「発酵の里こうざき酒蔵まつり」を中心に、酒や味噌、醤油などの発酵食文化を、全国に発信し続けています。

また、圏央道「神崎IC」の開通により都心や東北方面からのアクセスが向上し、インターチェンジのすぐそばには道の駅「発酵の里こうざき」もオープンしました。古くからの発酵文化を残しつつ、道の駅周辺は町の姿が変化していく一面もあります。ぜひ神崎町にお越しください。

神崎神社となんじゃもんじゃの木

町の北端、利根川をのぞむ小高い神崎森の上にある神崎神社は、今から1300年前の白鳳時代に大沼浦二ツ塚(現在の茨城県)よりこの地に遷座したもので、祭神は航空、交通、産業守護の神として信仰されている天鳥船命(あめのとりふねのみこと)。7000坪に及ぶ境内にある通称「なんじゃもんじゃの木」は、水戸光圀公が「この木は何というもんじゃろうか」と自問自答したとされる伝承で有名な樟の木で、町のシンボルとして神社を訪れる人に親しまれています。

発酵の里こうざき酒蔵まつり 3月

神崎町は、古くから米作に適した肥沃な土と良質な水、利根川の水運に恵まれ、酒・味噌・醤油などの発酵食品がさかんに作られていました。

酒蔵まつりは、3月の中旬の日曜日、300年以上も続く2軒の蔵元(鍋店と寺田本家)を中心に周辺の通りも歩行者天国にして会場としたイベントです。

伝統ある酒蔵の見学や試飲、地元農産物など竹テントによる店舗が多数出展され、地元商店も参加し会場に多くのお客さんがあふれます。

自然の恵みを受けた沢山の農産物

農繁期には、目にもまぶしい緑の稲穂が町中をおおう本町は、北総の豊かな米どころとして昔も今も米づくりがさかんで、近年は21世紀農業を見据えた大区画ほ場整備による近代的営農経営も進んでいます。

この他、野菜や果物、バラに代表される花きの栽培もさかんで、こうざきならではの澄み切きった空気、美味しい水、素材の良さが農産物の一つ一つに「ぎゅっ」と詰まっています。