ふるさと納税百選

石川県輪島市

能登半島の北西にある輪島市は、豊かな緑と海に囲まれた人口約2万5千人の町です。鎌倉時代の半ば、1321年に曹洞宗の初祖「道元禅師」から四代目にあたる「瑩山(けいざん)禅師」により「總持寺」が開かれ、江戸中期(1680年代)~明治30年代には、大坂(大阪)と蝦夷地を結ぶ日本海航路に就航した廻船「北前船」の親の湊と呼ばれ海上交通の要衝として栄えました。日本が世界に誇る伝統工芸「輪島塗」は江戸時代前期の寛文年間(1661年~1673年)に現在のような技術が確立され、陸路での行商や北前船の海運の利を活かして盛んになりました。

また、「平家にあらずんば人にあらず」で知られる武将・平大納言時忠の子と呼ばれる平時国の末裔が江戸時代に28年の歳月をかけて建造した上時国家住宅は国指定重要文化財(建造物)に指定されています。

現在、「漆の里」「禅の里」「平家の里」の3つの里構想を中心に、市の魅力を発信しています。

世界農業遺産 能登の里山里海

平成23年6月、重要な農法や生物多様性等を有する地域として国連食糧農業機関(FAO)より能登地域が「世界農業遺産」に認定されました。その代表的景観として挙げられるのが、輪島市白米町にある「白米千枚田」。日本海に面する大小1,004枚の棚田は大型の農業機械を入れる事が出来ず、現在も人の手で稲作が行われています。田んぼに稲を植える目印を木枠で付ける「ころがし」、刈り取った稲を天日干しにする「ハザ掛け」など、昔ながらの農法が受け継がれています。

日本を代表する漆器「輪島塗」

輪島塗の起源は様々な説がありますが、現存する最古品は室町時代のもの。輪島塗は長い年月をかけて確立され、受け継がれてきました。江戸時代に入ると「沈金」「蒔絵」などの装飾技術が加わり『堅牢かつ優美』である輪島塗ならではの価値が確立してきました。124の工程と経て作られる輪島塗は、それぞれ各工程における技術を極めた職人さんが担当する「完全分業制」にて製造されます。どの部分が欠けても完成しない、それぞれの職人が妥協することなく作り上げる…まさに「One Team(ワンチーム)」、全員の力が結集してひとつの製品が出来上がるのです。

日本有数の漁獲量を誇る「天然ふぐ」

輪島市はサザエやアワビ、ズワイガニなど海の幸が豊富。中でも天然ふぐは、漁獲量が日本一に記録されるなど、日本屈指の水揚げ量を誇る町です。輪島で水揚げされる天然ふぐは「輪島ふぐ」と呼ばれ、多くの皆様にお楽しみいただいております。

冬の日本海を代表する味覚の王様「加能ガニ(石川県産ブランドズワイガニ)」

石川県輪島市は日本海側でも有数のズワイガニの水揚げ港である「輪島港」を有しています。そんな輪島で水揚げされる加能ガニは身がぎっしり詰まってふっくら、プリプリっとした歯ごたえと極上の甘み、濃厚なカニみそもたっぷり♪この機会にぜひご賞味いただければと思います☆(※冬季期間限定の返礼品となります。)

開創700余年 曹洞宗大本山「總持寺祖院」

輪島市門前町に元亨元年(1321年)、瑩山紹瑾禅師により創建された曹洞宗の大本山。明治43年(1910年)の大火により境内が消失し、本山は横浜市鶴見区へ移転しましたが、大本山の面影を偲ばせる祖院として今もその佇まいを見せています。2021年には開創700年を迎えました。