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島根県江津市

島根県の西部・石見地方にあるまち、江津市(ごうつし)。

中国地方一の大河「江の川」の雄大な自然、日本三大瓦「石州瓦」の街並み、1370年以上の歴史を持つ福ありの里「有福温泉」、郷愁を誘う天領「江津本町甍街道(いらかかいどう)」、日本遺産に認定された「大元神楽・石見神楽」など自然と歴史が融合するまちです。

江津市は、東京から新幹線と在来線を使って約7時間。「東京から一番遠いまち」と呼ばれたことがあります。人口約22,000人、山陰地方で最も人口が少なく、最も面積が狭い市ですが、全国的にも先進的に移住・定住対策の取り組みを行ってきました。その結果、自らの創意工夫で新しいものごとを創り出す人々が増え、新たな風が吹き始めています。

江津市の街並み▶日本三大瓦「石州瓦」

「来待(きまち)色」とも呼ばれる石州瓦は、日本三大瓦の一つに数えられています。江戸時代以降、焼き物づくりが盛んな工業の生産地として、さらに江の川の舟運や日本海ルートで運ばれる諸物資が集積する商港として繫栄した江津市は、市内に登り窯や石州瓦特有の赤瓦の集落があり、日本海と赤瓦のコントラストが印象的です。

江津市の伝統芸能▶「大元神楽・石見神楽」

島根県西部(石見地方)に古くから伝わる伝統芸能で、その年の豊作や豊漁を祈願し神々に捧げる「舞い」です。

秋祭りの時期に、市内あちこちにある神社の境内で夜を徹して舞われる奉納神楽は、圧巻です。

市内には、神楽の公演を行う専用の施設が2か所あり、子供たちは幼いころからこの伝統文化に触れています。

悠久の昔から続く温泉街▶「有福温泉」

1370年以上前に誕生し、古来より名湯が湧く「福有りの里」として知られた温泉街。旅館火災や豪雨災害の影響で観光客が減少し、旅館や施設の廃業が相次ぎました。かつてのにぎわいを取り戻すため、官民連携の再生プロジェクトが始動。空き家の改装や既存施設のリニューアル、温泉地に長期滞在しながら、仕事や休暇を楽しむ「ワーケーション」のための施設整備を行い、温泉街の再興に取り組んでいます。