
宮崎県諸塚村は九州中央山地のほぼ真ん中に位置し、村の面積の9割が山林という土地柄です。
平地はほとんどなく、山の斜面にぽつぽつと84の集落が点在します。
「林業立村」をスローガンに、山を守り、森林を創り、自然と共生しつつ、森の恵みを受けながらむらづくりを勧めており、平成27年12月世界農業遺産に認定いただきました。
【世界農業遺産】への取組と自然環境・森林の保全
諸塚村のある、高千穂郷・椎葉山地域の農業や林業は、
山間地域の人々の暮らしを支える森林を保全し、棚田や森林などの山村の美しい景観、環境を維持、形成するとともに、
世界でも貴重な伝統文化を伝える活動に取り組んでおります。
しかし、人口減少や農林家の高齢化など多くの課題があります。
この地域の魅力を再発見し、世界へアピールし、森林資源・森林環境を守り、育て、伝統文化をつなぐため、
みなさまからのあたたかい、応援をよろしくお願いいたします。
諸塚村は平地が少なく、古くから山林を活用して暮らしてきました。
「伐ったら植える」という考えのもと、土壌や地形に応じた樹種を選び、森の恵みを持続させる工夫を重ねてきました。
新緑や紅葉の季節には、スギやヒノキ、クヌギ、ナラなどが織りなす山々が美しいモザイク模様に染まります。
「冬菇(どんこ)」は、寒い時期にじっくりと成長し、かさが開ききる前に収穫されるしいたけです。
村の約9割を山林が占める諸塚村は、原木栽培発祥の地の一つ。
厳しい寒さの中でゆっくり育つことで、肉厚で歯ごたえのある食感と、濃厚なだし、豊かな香りが生まれます。
ご家庭用はもちろん、大切な方への贈り物にもおすすめ。
諸塚山は、古くから神山として信仰を集めてきた諸塚村のシンボルです。
山頂には「諸塚」の名の由来とされる複数の塚があると伝えられ、筑豊・英彦山、霧島・高千穂峰と並ぶ修験道の霊山としても崇められてきました。
登山道は整備され、登山口から山頂までは約1時間。
天候に恵まれれば祖母山や阿蘇を望むことができ、春にはアケボノツツジ、山頂付近ではブナの原生林も楽しめます。
毎年3月第2日曜日には、日本一早い山開き「諸塚山山開き」のイベントが行われ、多くの登山愛好家が集まります。
諸塚神楽は、宮崎県北部の神楽の中でも独自性が高く、200体を超える神楽面が残されていることが大きな特徴です。
桂・戸下・南川の3つの流派があり、各集落の人々の献身的な努力によって受け継がれてきました。
神楽宿に御神屋を設け、夜を通して舞を奉納する夜神楽では、神と人がともに舞い遊ぶ特別な時間が生まれます。
中世的な神仏混交の面影を残す演目や、舞入れ、脇宿なども諸塚神楽ならではの魅力です。
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