全国屈指の清流度を誇る「鵡川」が町内を縦走するむかわ町は「人と自然が輝く清流と健康のまち」。地域団体商標を持つ「鵡川ししゃも」や「ほべつメロン」といった特産品をはじめ海と山の幸に恵まれています。
白亜紀の地層を持つ穂別地区では国内最大の恐竜全身骨格化石「むかわ竜(通称)」が発見され、近年は「恐竜のまち」としても世界中の古生物学者や恐竜ファンなどから注目されています。
ししゃもは、北海道の太平洋沿岸でのみ獲れる世界的にも貴重な魚で、スーパーなどで見かける輸入ものは、カペリンと呼ばれる異なる品種です。「鵡川ししゃも」の旬は10月下旬から11月の下旬。町には風物詩のししゃものすだれ干しが見られ、町が活気で溢れます。
1972年、夕張産のキングメロンを上まわる糖度と厚い果肉のメロンの試作に成功し「穂別産メロン」として出荷したのがはじまりです。2007年に「ほべつメロン」として、地域団体商標登録されました。1996年に農林水産大臣賞を受賞している、地域で自慢の果物です。
むかわ竜は2003年に町内で発掘された全長8mの国内最大級の全身骨格化石で、後に新属新種の恐竜であることが判明。2019年9月にはカムイサウルスジャポニクスと命名され、2018年9月に発生した北海道胆振東部地震の復興のシンボルとして親しまれています。
町名の由来でもある鵡川は、日高山脈北部の狩振岳を源に、穂別川と合流し、太平洋に注ぐ一級河川です。 古くからししゃもや鮭が遡上する「豊漁の川」として知られ、町民が川を守るさまざまな活動を行っています。
青々とした木々と草花に囲まれ、穏やかに流れるサヌシュッペ川。できるだけ自然のままでをコンセプトに、「穂別キャンプ場」は40年前に誕生しました。川遊や森林浴、バードウォッチング、山菜採り、天体観測など、一日中むかわ町の自然を満喫できる町自慢のキャンプ場です。
むかわ町の豊かな自然は、数々の美食を育てます。清流として名高い鵡川の水は、ししゃもはもちろん、みずみずしい野菜を。太平洋からは新鮮な魚介類を。そして、食材のおいしさを引き立てる名店の数々。むかわ町はグルメな人もきっと満足させる、美食の町でもあります。