ふるさと納税百選

山形県白鷹町

紅花生産量日本一~「日本の紅(あか)をつくる町」、白鷹町(しらたかまち)~

山形県の母なる川・最上川が町を東西に分けるように流れ、白鷹丘陵と朝日山系に囲まれた自然豊かな町です。

室町時代から盛んに紅花が栽培され、1594年頃に編纂された上杉家文書「邑鑑」によると、領内最大の生産地であったと記録されています。明治時代に一度は途絶えかけた紅花生産ですが、平成に入り再び復活を遂げ、今では全国一の生産量を誇ります。その生産工程は、400年前と変わらぬ手作業によるもの。夏のはじめには、町全体が見事な紅花色に染まります。

また紅花のほかにも、紅葉鮎(もみじあゆ)・ミニトマト・赤すもも・りんご・米沢牛・馬肉など、白鷹町には紅(あか)い特産品「SHIRATAKA RED(シラタカ・レッド)」があふれています。町では今日も美しい紅(あか)を生み出すため、誇りをもってものづくりに励んでいます。

春はサクラ。

白鷹町は樹齢500年以上のエドヒガンザクラが6本あり、 これらの古木を「古典桜」と呼び、地域で昔から大事に守り続けています。

長く雪に閉ざされた冬を越え、見事に咲き誇る古典桜は圧巻です。

4月中旬~下旬に開花し、満開が近づくころには桜まつりが開催され、 県内外から多くの観光客が訪れます。

夏はベニバナ。

古くから一大生産地として知られ、生産・加工された紅花は、 艶やかな紅や衣装として多くの女性を魅了し時代を彩りました。

現代でも、日本有数の紅花の生産量を誇る白鷹町。

「日本の紅(あか)をつくる町」をキャッチフレーズに掲げ、 紅花摘みや紅花染めの体験もできる紅花まつりが毎年行われます。

秋はアユ。

日本有数の規模を誇るヤナ場には、多い時で1晩に1000匹あまりの鮎がかかります。

急流河川・最上川を力強く遡上することから、 通常よりもひときわ大きく、身のしまりが格別な白鷹の鮎。

塩焼きだけでなく、お刺身や空揚げなど、 獲れたてならではの味覚も楽しめる、秋の風物詩です。

冬は隠れ蕎麦屋の里。

白鷹では昔、頼まれた時や祝いの席などで腕を振るう蕎麦打ち名人が集落ごとにいました。

やがて、独自の想いを持った名人達が開店する上で、 自宅を店として開放しひっそりと営業するようになったことから 「隠れ蕎麦の里」と呼ばれるようになりました。

現在も隠れた名店がたくさんあり、生粋の蕎麦好きが県内外から訪れます。