西脇市は兵庫県のほぼ中央部、東経135度と北緯35度が交差する「日本のへそ」に位置しています。
中国山地の東南端が播磨平野に接する地点にあり、西光寺山(標高712.9メートル)を最高峰に標高200~600メートルの山地や丘陵に囲まれています。
中央部を県下最長の加古川が流れ、市域南部で杉原川、野間川と合流しており、これらの河川沿いに開けた平野部に集落や農地が形成されています。
古くから「播州織」や「播州釣針」の産地として栄えてきました。神戸ビーフの素となる「黒田庄和牛」や酒造好適米の代表である「山田錦」などは、全国的にも高い評価を得ており、有機土壌化の推進など農業振興にも力を注いでいます。
近年では、高校駅伝の強豪校であり、平成25年には甲子園への初出場を成し遂げた県立西脇工業高校が存するまちとしても知られています。
兵庫県内で生まれ育った血統書付の但馬牛を兵庫県西脇市で約2年肥育したものを黒田庄和牛と言います。年間出荷頭数の約8割が最高級の神戸ビーフに認定されており、非常に高い評価を受けています。霜降り・赤身・うまみ成分と三拍子揃った極上肉のさっぱりとした柔らかさと深いコクとまろやかな甘みをお楽しみください。
山田錦は、兵庫県で誕生し、全国に90種類以上ある酒造好適米の中でも「酒米の王様」と呼ばれることもある非常に評価の高い酒米です。西脇市は、酒米山田錦の育成条件が揃う数少ない産地の一つです。粒の大きさやたんぱく質や脂肪の含有割合が低さが酒造りに適しており、コンクールで上位入賞する日本酒などにも使用されています。
西脇市の地場産業として220年以上の歴史を誇る播州織。西脇市はこの「播州織」の繁栄によって発展を遂げてきました。先染織物という先に糸を染め、染め上がった糸で柄を織る手法を用いることが一番の特徴です。独特の製法により自然な風合いや豊かな色彩、素晴らしい肌触りの生地に仕上がり、多くのブランドの製品に加工されています。
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