日高町は、紀伊半島西部海岸沿いのほぼ中間点に位置する、海と山に囲まれた自然豊かな町です。気候は温暖で、まち全体に広がる耕作地では、良質な米や野菜を生産しています。 海岸部は浜部と岩礁部からなる美しいリアス式海岸で、遠浅で美しい白砂の浜は多くの人に親しまれています。 全国鍋グランプリで日本一に輝いた「天然クエ料理」は日高町を代表する一大グルメであり、「クエ食ったらほかの魚はクエん」と多くの美食家たちを唸らせています。
日高町の冬の名物といえば、クエ料理。クエは、成長すると体長1メートル、体重20㎏を超えるほどの巨大魚です。九州では「アラ」、関東では「モロコ」と呼ばれています。獰猛な顔つきからは想像もできない上品な味の白身は、脂が良くのっているのに決してしつこくなく、昔から地元の漁師たちの間では“一度食ったら、ほかの魚はクエん”と言われるほど絶品で美味しい魚です。 江戸時代から続く白鬚神社の秋祭り「クエ祭」に奉納される魚として、古くから慣れ親しまれてきました。昭和40年代に町内の旅館や民宿で冬場の郷土料理として提供するうちに、町の名物として有名になり、まちおこしの主役となっています。
日高が育んだ独自の黒竹文化。黒竹は、淡竹(はちく)の一種であり、中国原産で青竹と比較して幹が細く、外皮が黒いのが特徴です。昔から釣り竿や家具の装飾に使われるなど、私たちの生活に密着した日用品として発展してきました。熊野古道の史跡が数多く現存する日高町の原谷地区は、明治初期から黒竹の植林が始まり、今では全国一の黒竹の生産地を誇ります。最近では、日高特産の素材を活かした新しい文化として、花立、壁掛け、置物などの雑貨に、工芸品づくりの体験も行われています。
町内には、産湯海岸をはじめ方杭、柏など、素朴でほのぼのとした遠浅の海岸がいくつもあります。煙樹(えんじゅ)海岸県立自然公園に指定されている日高町の海岸部では
和歌山でも屈指のきれいな海岸として、多くの人々に親しまれています。平成12年には、方杭海岸に、恵まれた自然環境を生かした温泉館「海の里」みちしおの湯がオープン。
”温泉“という新しい魅力も加わりました。よく晴れた青い空のもと、真夏の一日をのんびり過ごしてみませんか。
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担当課 | 一般社団法人まちのtoolbox 和歌山県日高町 ワンストップ特例申請窓口 |
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