人がつながり創りだす新しい阿蘇 ～ONLY ONEの世界へ～
九州のほぼ中央に位置する熊本県阿蘇市（あそし）は、阿蘇五岳を中心とする世界最大級の阿蘇カルデラの内側にあり、雄大な自然環境に恵まれたまちです。
火山と日本一の大草原を有し、九州の水がめといわれる豊富な湧水、大きな寒暖差・標高差に育まれた豊かな土壌では、それぞれの地形に合った米や野菜の生産、畜産業が盛んです。
その自然の多様性や草原の野焼きに代表されるような次世代へ継承すべき豊かな景観、文化から2015年にはユネスコのジオパークにも認定されました。
年間を通して冷涼な気候で、夏は涼を求め避暑地として、秋や冬は雲海や雪景色も美しく、四季とともに移り変わる風景や市内に点在する温泉を目当てに年間を通じて多くの方々が訪れています。
阿蘇のカルデラは、東西18km、南北25kmと世界有数の規模を誇ります。カルデラ内の中央にある阿蘇五岳の中で、現在も活発な活動を続けているのが中岳です。巨大な火口では、白い噴煙を上げる様子やダイナミックな風景を間近で見ることができ、条件がそろうと美しいエメラルドグリーンの湯だまりを見ることができます。
噴煙を上げる中岳を眺めながら、絶好のロケーションを誇る草千里での乗馬体験はいかがですか。馬に乗ることで普段の視線の2倍以上もの高さから景色を眺めることができ、雄大な阿蘇の風景が一層迫力を増して見えます。草千里での乗馬は、すべて手引き馬。子どもや初めての方でも安心して乗馬が可能です。
阿蘇市は、良質で豊富な湯量を誇る温泉地で知られています。その中で、阿蘇随一の代表的な温泉街が内牧温泉です。⽂豪らが宿泊した温泉地としても有名で、ちょっと熱めの湯は無⾊透明で飲⽤できる場所もあります。ここをベースに阿蘇観光を楽しむ旅⾏者も多く、阿蘇観光の人気スポットの⼀つです。
春から秋にかけて放牧され、阿蘇の肥沃な草原大地で栄養豊富な牧草や野草を食べて育つあか牛は、黒毛和牛に比べ、赤身が多いのが特徴です。そんなあか牛の赤身は、やわらかく適度の脂肪分とうまみ成分が豊富に含まれており、牛肉本来の味と香りを楽しむことができます。ヘルシーな肉牛としても近年の健康ブームにより注目を集め、人気を博しています。
寒暖の差が大きい気候や火山灰由来の土壌など、阿蘇特有の風土に育まれた阿蘇たかなは、茎が細くて歯ごたえがあるのが特徴で、阿蘇地方でしか採れない阿蘇を代表する農産物です。漬物としてそのまま楽しむほか、さまざまな料理に活用され、特に古漬けを細かく刻んで油で炒め、唐辛子を加えたものをご飯に混ぜる「たかな飯」は郷土料理として親しまれています。
