ふるさと納税百選

長崎県島原市

長崎県の南東部にある、温暖な気候で水と緑に恵まれた島原市。徳川時代、松平七万石の城下町として栄えた名残で、現在も島原城を囲むお堀と点在する武家屋敷が古き面影を漂わせている、古くから政治・経済・文化の中核的役割を担う都市です。

島原市はキリシタンをはじめとする歴史的遺産、火山や温泉、街中をゆったりと流れる湧水群などの地域資源を活かした観光都市であり、また、県下有数の食の宝庫でもあります。肥沃な大地の恩恵を受けた多種多様な島原産のブランド野菜の数々。ミネラル豊富な有明海の魚介類。更には、良質な肉を生産する畜産業や素材力を存分に活かした加工品など島原には“美味しい”がいっぱいです。

安土・桃山様式の壮麗な面影を残す「島原城」

島原のシンボルである島原城は、キリシタン資料を中心とした総合的な郷土史料博物館です。城は松倉氏・高力氏・松平氏・戸田氏・松平氏と4氏19代253年間の居城でしたが、1874年に廃城となり、民間に払い下げられました。以来、文字通りの荒城となっていましたが、1964年に復興された五層の天守閣をはじめ、3か所に三層櫓を配し、安土桃山様式の壮麗な面影を残しています。

足元から有明海が広がる 島原鉄道「大三東駅」

日本で一番海に近い駅「大三東駅」。晴れた日には、真っ青な有明海と空に鮮やかな黄色いベンチと飾られたハンカチが映える、SNSでも話題の人気スポットです。屋根や柵すらない、開放的なホームの風景を求めて国内のみならず、国外からもその景色を楽しみに多くの方が訪れます。運営する島原鉄道では、企画列車として「島鉄カフェトレイン」も運行。レトロな雰囲気の列車内で、島原のスイーツやお食事を楽しむことができます。

日本名水百選「島原湧水群」

古くから「水の都」と呼ばれる島原市では、雲仙山系の伏流水が市内随所から湧出し、「島原湧水群」として昭和60年(1985年)1月、環境庁の全国名水百選に選定されています。武家屋敷水路、鯉の泳ぐまち、浜の川洗い場など、その数は約60ヶ所にもおよびます。長年の歳月を経て、地下水脈を通り湧水が自噴しています。

平成新山を一望する「しまばら火張山花公園」

平成新山を一望できる公園です。この公園の場所が200余年前の噴火当時、山番所(火の見張り)をしていたという歴史があり、公園の名前に冠せられました。花の名所としても知られ、ポピー、ひまわり、コスモスなど四季折々の花々が咲き誇り、「春の花まつり」、「秋桜まつり」などの季節に合わせたイベントも行われます。