安芸高田市は、広島県の中心部に位置し、北は島根県、南は広島市に接しています。市域内には、急峻な山岳はみられないが、鷹の巣山、大土山、犬伏山など大小さまざまな山に囲まれ、市域面積の約8割を森林が占めています。河川は、森林を縫って中心部を江の川が貫流し、北部は生田川、本村川が東流して江の川へ、南部は三條川が西流して太田川に合流しており、市域全体として水と緑が調和したこまやかで落ち着きのある景観を形成しています。
府中町は、周囲を広島市に囲まれ、安芸郡の飛び地という全国的にみても特徴のある形態をしています。また、「府中」という名が示すように、その昔、安芸の国府が置かれ、古代安芸国の政治文化の中心地であったといわれています。